ライフログ小説(自分史)

ライフログ小説(自分史)

【ライフログ小説・②】それでも、人を診る

第二章 祖父私は、人口3000人にも満たない、小さな山あいの村で診療所を営んでいる。山に囲まれた小さな村には、なだらかな茶畑があちこちに広がっていて、朝になると川沿いに霧が立ち、静かな道を軽トラックがゆっくり走っていく。私が父の跡を継いで、...
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【ライフログ小説・① 】それでも、人を診る

第一章 尊厳「午後7時35分、死亡確認しました。長い間、お疲れ様でした。」部屋には、石油ファンヒーターの低い駆動音だけが響いていた。枕元の小さなテレビは消されている。阪神タイガースの法被を着せてもらった秀治さんは、まるで少し昼寝をしているだ...
ライフログ小説(自分史)

【ライフログ小説・序】はじめに

『訪問診療医ケニーのライフログ小説』へようこそ。医師になって、気がつけば20年が経ちました。毎日、診療に追われながら過ごす中で、ふと、「自分はこのまま、ただ忙しさに流されるように生きていくのだろうか」と考えるようになりました。そんな時に出会...